sayonarayouth

twitter @aokaji_soda

最近摂取したコンテンツ

「既存の枠組みから外れる」という既存の枠組み。 脚本の仕事で自力で1円でも稼いだら、「脚本家」って名乗れるのか? 芝居の仕事で自力で1円でも稼いだら、「俳優」って名乗れるのか? SPOONの広告に苛立つのはきっと、素人のプロぶった振る舞いを嫌悪して…

「食べる」という営みについて

人が食事をしている様に、泣きたくなるような、目を逸らしたくなるような、でも目を逸らせない/逸らしてはいけないような、そんな気持ちになる時がある。 人の食事風景に、「みすぼらしい」と思ってしまう瞬間がある。しかしそれが、そのみすぼらしさこそが…

セカイ系の終わり

セカイ系なんて元々存在しない。 ――とは、流石に言葉が過ぎるかもしれないけれど、少なくともここ数年僕は、「セカイ系」という言葉を全く必要とせず、用いずに様々な物語を享受している。 『君の名は。』公開時のウェブ記事やSNSを読む中で、世間が〝あえて…

酷い話

今朝、バスに乗ると、大股を開いて座る老爺がいた。僕はまず公共の乗り物内で、死ぬほど空いてるわけでもないのに足を開いている人間を軽蔑しているのだが、それはともかくとして、彼の隣をひとつ開け、座った。 次のバス停で五人の団体が乗車した。内四人は…

WE ARE LITTLE ZOMBIESと小便器

トイレの小便器に、自分以外の人間がずらりと並んでいる時、僕は小便が出ない。どれだけ下腹部に力を入れても、何人かがその並びから離れたりしないと、栓が閉まっているみたいに一滴も出ないのだ。長久允監督作品「WE ARE LITTLE ZOMBIES」を観た後のトイレ…

Netflix アンブレラアカデミーを観た。

Netflixオリジナルドラマ「アンブレラアカデミー」、一歩遅れながらもようやく観終えた。 マイケミのジェラルド・ウェイ原作ということで、「Welcome to the Black Parade」が好きな僕は数年前にコミック1巻の邦訳版を読んでいたのだけど、当時から実写映像…

「ミニアルバム制作予定」について

オリジナル曲のミニアルバムを作ろうと、DTMで音源を始めて早3年くらい。気づいたら大学も卒業していた。 大学の頃知り合った友人は今月ボカロのフルアルバムを全国流通させるし、既に何曲か楽曲提供を行っている。(まじですごい。おめでとう。これからも…

『センスレス』の話

ASIAN KUNG-FU GENERATIONは中学生の頃からずっとずっと好きなバンドだ。アジカンにまつわる思い出や、その「好き」を連ねるだけで長文が完成することは間違いないのだけど、今回はあえて記事タイトルの『センスレス』という曲についての話をしたい。 バンド…

区切り

順番待ちの列や飲食店の隣の席から聞こえてくる他人の会話が好きだ。 会話だけを頼りに関係性や思想なんかを探っていくのは楽しい。 ずばりそれは盗み聞きと呼べる行為だろう。悪趣味? 知らね。 近頃大流行りの、とある行列に並んでいた時のこと。 真後ろに…

Beautiful Dreamer

『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』を見返した。押井先生、やっぱり止め絵で淡々と会話させるシーンが多いなぁと感じる。その点において『東京無国籍少女』は退屈だったんだけど、こっちは映像に時代の質感があるから見ていて飽きない。 改めて見…

「自分と関係のない感傷」の話。

相当ふわっとした話なのだけど、物語が感情で動くタイプの創作物において、「このキャラクターの悩み、どうでもよくね?」ってなることたまにありませんか。そしてそう思ってしまう時って大抵その物語自体に自分がノレていない時だというか、言い換えればキ…

【GEMSTONE】所信表明【ゴジラ】

www.youtube.com スレタイみたいな記事タイトルにしてしまいました。蒼舵(あおかじ そうだ)と申します。このブログにおいては名乗るのは初めてだと思います。ゴジラのIPを使ったコンテストの一次選考に通過しました。残すは最終選考です。蒼舵(あおかじ …

夢の中の校舎

気が付けば春の空気で、学生が終わって一年が過ぎようとしていることを意識させられる。 世界を変えるつもりで、全生涯を賭けて放つ一撃はもう何度も不発に終わっていて、僕は僕の望む世界に足を踏み入れることが、未だ出来ていない。それでも時間は無慈悲に…

「来る」の悪意―「ぼぎわんが、来る」との差異

劇場予告で知った『来る』、溢れ出る「洒落怖」感に魅かれ観に行ったのだけれど、これがとんでもない傑作で、自身の2018年トップ映画になったし、今でも色んな意味で尾を引いている。原作小説『ぼぎわんが、来る』も読み終わり、改めて、中島哲也の〝悪意〟…

2018

が、終わるらしい。だらだらと生き延びてしまった。いつだって自己嫌悪。今年一年触れたコンテンツ含め、大仰にも総括なんてものをやっちゃおうかという次第。 まず訃報。相棒の原付が死んだ。廃車。つらい。新しいパソコンを買いたかったのに。でも原ちゃん…

our time city

怖くはないよ ぼくら1994だから ついに、こんな風に歌う、謳う、誰かが現れてしまったのかという感慨がある。 www.youtube.com 明確にハヌマーンへのオマージュを感じる『リボルバー』を知ったことを決定的なきっかけとして聴き始めたyonige。andymoriのよう…

或る青年の話。

全てから逃げ出したくなる時がある。 何もかもから関係を絶って、己だけの世界へ潜り込んでいきたい時がある。 愛や、憎や、喜や怒や哀や楽から、憧憬からも、後悔からも、希望からも、理想からも、遠ざかってしまいたいと思う時がある。 世界の果てで、果て…

ヴェノムの話

遅ればせながら『ヴェノム』観ました。「MCU以前~初期のようなアメコミ映画」とはよく言ったもので、そんな実感がありました。一番の感想として、「スパイダーマン絡まないとまんま寄生獣だな」というもの。惜しいなと感じる部分もぽつぽつあり、「こうすれ…

最近見た映画

最近見た映画の感想。 ・市民ケーン 凄さ、やっぱりこの時代に生きる僕にはいまいち分からなかった。「分からなかった」で済ませるつもりはないけど。 ・チャイナタウン 脚本指南書なんかでめちゃくちゃ褒められている作品。面白かったけど、実のところ僕個…

BUKATSU MANGA

未だに、夢を見る。 高校生最後の文化祭を控えた、春の終わり。夏の始まり。 最後の舞台。引退公演。その練習風景、或いは本番直前。 それが同時に、あの空気感からの限りなく永遠に近い別れであることを、今の自分は知っている。 二年近くを共にした同期と…

友人の結婚式に出席した。

こちらの続きになります。 sayonarayouth.hatenablog.com 先週末の日曜日、友人の結婚式に行ってきた。この儚き現世で、永遠を仮定しそれを誓うこと、やはり凄まじいことだと思う。僕は決して恋愛や婚姻を人生における至上のものだと思う人間ではないが、そ…

MARVEL’S SPIDER-MANの話。

待ちに待ったPS4『SPIDER-MAN』をクリアした。サイドコンテンツもメインストーリーと並行して進めたので、やり込み要素と、今後配信される追加コンテンツを残すばかりとなった。このゲームのために作った三連休、ほぼぶっ通しでプレイし続けた。ニューヨーク…

「あの頃はよかった」に思うこと。

「思春期」や「青春」といった単語についての言及が多く、また、まさに『あの頃、君を追いかけた』なんて映画が人生ベスト級だと評しているくらいなので誤解されがちだが、僕は「あの頃はよかった」ということばが苦手だ。時に嫌悪すら抱いてしまう。なんて…

『あの頃、君を追いかけた』の話。

結婚式の話題を出したので、続けて人生ベスト級に好きな映画の話をしようと思う。 『あの頃、君を追いかけた』(原題:那些年,我們一起追的女孩、You Are the Apple of My Eye)、2011年の台湾映画。作家ギデンス・コーが監督として、自らの自伝的小説を映…

友人の結婚式に出席することになった。

友人の結婚式に出席することになった。二十数年の人生において、初めての参列である。 二歳年上のその友人とは、実は出会ってまだ半年も経っていない。それでも僕は彼のことを友達だと思っているし、彼の方だって、僕を結婚式に呼んでくれるくらいなのだから…